「シャープペンも消しゴムもハサミも何でも、
1つあれば十分なんだよ。」
小学5年生の時、隣の席になった村岡君の引き出しはいつもスペースに余裕があって綺麗だった、
私の引き出しは物が詰め込まれてぱんぱんだった。
何でそんなに引き出しが綺麗なのか村岡君に尋ねたら、「何でも一つあれば十分。」
と答えた。
かわいい!!というだけで無闇に物を集め、壊れた時に使えるからと溜め込んでいた私には衝撃だった。
「シャープペン1本で壊れたらどうするの?」
「すぐに買えるから大丈夫。1日ならえんぴつでいいし、誰かのを借りればいい。」
村岡君は考え方も大人びていて、センスもあって、モテる男の子だったので、
そんな子に自分の片付けられない部分がバレていたのが恥ずかしかった。
でも捨てられなかった。
これが17、8年後に私がミニマリストになる、原点。
必要最低限でいいと小学生で悟っていた村岡君はやはりカッコいい。
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