2018年5月16日水曜日

奇跡の車中分娩




56日に3人目となる長女を出産しました。

車の中でね。

子ども達に赤ちゃんが出てくる瞬間を見せたい!!
と助産院を選んだのに、

助産院で産んだのは胎盤だけでした。

56日の早朝から鈍い痛みが来て、
家族に

「今日の夜までに産まれます。
準備してください。」

と宣言。

千葉の母にも今日中には産まれるからおいでよ。

と電話する余裕。

2時頃、旦那、長男、次男、実母、義母とメンバーも揃い、

強い痛みが8分間隔なので富士宮の助産院へ出発!!

助産院で内診を受けると

「子宮口23cmだから一度御殿場へ戻って1時間くらい休んでから来たらちょうどいいよ。
(つまりあと3時間くらいかかるよ。)」

とのことだったので、
御殿場戻るのも面倒なので

「富士宮のイオンへ行って来ます。」

とイオンへ。

子ども達はゲームをしたり、私はお産が進むように買い物しながら散歩すること1時間。

バッシャーーーーー!!!!!

まさかの破水inイオンモール

そしたら、尋常じゃない痛みが!!!

母と義母に手を取られながら駐車場へ。

周りの人見てたでしょ?
と聞かれるけど、
人目とかもうどうでもいいよね。

私こんなに他人の目を気にしないでいられるんだと、驚くほどどうでもよかった。

車に乗った瞬間、
ヘビー級の陣痛!!!!!

「きゃー~ーーーー!!!」

叫びましたよ。

近くにいたおばちゃんが心配そうに何かしてあげられないかウロウロしてましたよ、
その隣にいた鈍感なおばあちゃんの旦那はスマホを見ていてまったく気がついてませんでしたよ。
つくづく、世界を動かしているのはおばあちゃんの力だと思う。

そんなコントラストを車窓に見ながら助産院へ。

車内で叫びまくる私

「痛い!!!!助けて!!!もうやめてくれ!!!!!」

事前に勉強したソフロロジー分娩法(呼吸でリラックスして産む方法)はエジプトへ行ったなってぐらいすっ飛んで

「イタイ!!!!!!!!」

長男爆笑。

人間は怖いのを通り越すと笑えるというから、相当怖かったのだと思う。
次男はこのことについて語らない。

そして、次の瞬間、

「あっ!!うんち漏らしちゃった!!
いや、
頭だーーーーーー!!!」

助産師さんとの雑談で
もし車で出ちゃったら首を挟めたら危険だから、全部出しちゃいなさい。

と言っていたのを思い出し、

全身出してやる!!!!

助手席で手すりにつかまりながら、お尻を持ち上げて、イナバウアー体位(そんなのあるのか?)
で出産。

正直にいうと全身出したら痛みから早く解放されるという打算もありました。

激痛から15分にて出産。

スーパー安産。
場所だけ安全じゃないけど。

ちなみに
病院ではないところで産んだ場合、
赤ちゃんがお母さんより低い位置にいるとへその緒から血がどんどん流れて危険なので、お母さんの股の間を通して抱っこして、へその緒のぎゅっと握るか2つに折って、血流を止めておくのがいいそうです。

そんなこと知らないので、
私は5分ほど赤ちゃんを命の危険にさらしてしまいました。5分も赤ちゃんにとっては長い時間だそうです。

と考えると

彼女が無事にいるのが
奇跡としか思えない。

自分の強運に感謝。

子どもには、あなたはとっても運がいい子だと語りながら、育てようと思います。

お母さんに運がいいと思って育てられるだけで、彼女の人生が素敵なものになりそうだからね。

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