2017年7月19日水曜日

ダルブッカ合宿参加 あとがき(前編)

7月15~17日の京都・美山町でのダルブッカ合宿に参加してきました。
ダルブッカ奏者の森内清敬さんの主催の合宿です。
食事も森内さんが朝食を除くすべてを担当し、途中参加・退出の送迎(往復2時間)も森内さんがやる上にダルブッカの講師も務めあげるという凄さ。

他の講師は
私の師匠でもあるウード 常味裕司さん、レクの師匠 和田啓さん、
タンバリン博士 田島隆さん

講座を受けたり、空いている師匠を捕まえて質問したりと自由に思いのままに過ごします。
和田さんに「レクで他の楽器とアラブ音楽を演奏するとガチャガチャしているから音を減らしてくれと言われて」と相談しているのを隣で聞かせてもらい、ひたすらメモを取りました。

和田さんのいろいろなお話しの中で
「(例外はもちろん色々あるけれど)
アラブ音楽にはフィルイン(おかずを入れる)はない。
の一言に腑に落ちまくり。
Khamis El Finoというウード奏者の日本来日公園の録音CDがあるのだけど、
このタブラ(ダルブッカ)の人の叩き方がとても単調なのです。でも飽きないんです。
この人は上手いのか?なんなんだろう??と引っかかっていたのですが和田さんの一言で解決。
タブラの人の演奏は物凄く上手かったんだ!!!
シンプルで美しいを目指したい。あのタブラのように。
陶芸でも建築でも削ぎ落として削ぎ落として現れる美が素敵だなと感じていたところに
アラブ音楽も「シンプルで美しいがよい」と感じさせてもらい心に安堵感とうれしさがあふれました。

「アラブ音楽は合図もいらない」
という一言ももらって、そういえば合図を聞いたことないかもしれないと頭に疑問を投げていただきました。

つづく

写真は合宿地 京都美山町
撮影:谷本さん





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